S・ミドル級12回戦 ジャーメイン・テイラー vs. アーサー・アブラハム & WBC世界S・ミドル級タイトルマッチ カール・フローチ vs. アンドレ・ディレル 2009/10/17

遂にSUPER SIX WORLD BOXING CLASSICが開幕!!

 

注目すべき第1戦はまさしく好カード。
生ける伝説と称すべき変態仮面バーナード・ホプキンス選手を2度に渡り破ったジャーメイン・テイラー選手にIBF世界ミドル級王座を10度連続防衛したアーサー・アブラハム選手が最終回に衝撃のK.O.勝利。

これで2試合連続で最終回にK.O.負けのジャーメイン・テイラー選手。
前回の敗北までは肉体面よりも精神面で壊れたかなという印象でしたが、この試合で肉体面でも壊れたかも知れません。

引き続きこの過酷なリーグ戦に参加できるのでしょうか?


もう1戦は前述のジャーメイン・テイラー選手を葬ったカール・フローチ選手とアテネ五輪銅メダリストのアンドレ・ディレル選手との間で、WBC世界S・ミドル級タイトルマッチとして行われました。

こちらは優劣つけがたい内容でしたが、タイトルマッチとホームタウン・デジションを考えればチャンピオンの勝利で問題ないかなという印象。

全盛期ロイ・ジョーンズ選手を彷彿とさせるクイックリーかつトリッキーなアンドレ・ディレル選手のボクシングは個人的には好きなスタイルですが、あからさまに逃げすぎな場面がジャッジに悪い印象を与えてしまったのではないでしょうか? (例) デラ・ホーヤ vs. トリニダード戦

とは言え、まだ26歳なので今後のトーナメントでも楽しませてくれそうです。